霊格の高い人の特徴とあなたが自覚すべき天命と試練

大いなる人生には、大いなる悩みがあります。
大いなる悩みがあるからこそ、大いなる境涯が開かれます。

あなたにとって、自分一人が幸せになることなど、わけもないことです。
霊格の高い人にとって、試練とは、利他ともの幸せを願うことから始まる問題の数々です。

あなたの苦悩は、自身の変革と発展のための試練であり、飛躍のためのものとなります。

1.「試練」-それは利他に生き、生命力を発揮しながら闘うこと

あなたにとっての「試練とは」

  • この世界で体験できる、かけがえのない財産。
  • 他の魂への奉仕であり、同時に自らの境地を高めるため、志願した道。

あなたに備わる知恵は、いつの時代にも求められ、暗闇を照らす一条の光となって、多くの人の行先を照らします。
その清らかな芳香に魅了され、懐かしみ、共に闘いたい、と切望する人は多く出現するでしょう。

遠い過去世からあなたと共にいたであろう魂は、今世でも共に闘い、多くの魂の救済を誓います。

きずな

しかし、あなたの「活動的な魂」は、名目のみに囚われ、悪しき習慣に疑問さえ抱かない人と、敵対することもあるかもしれません。
ポイント

  • 周囲の人を不幸に貶め、人の優しさ、平和な環境を奪う物事の全てを通じて学ぶことに、あなたの試練があります。
  • そして、あなたが誰かを助けたいと、やむにやまれぬ思いからなる職務・従事することは、肩書きを問わず天命である、といえます。

あなたは、命を守り、育てる飼育員かもしれないし、自然を慈しみ、その美しさを表現する園芸家かもしれません。
悲しみに沈む人を勇気づける居酒屋の母であるかもしれないし、朝夕子ども達の登下校を見守り続ける人であるかもしれません。

2.叡智と人格によって、平和的解決に導く人である

この世界で「苦しみ」とされるものの中に、「争い」があります。

きずな

あなたは、どのような不遇な状況にあっても、人に善意を向けることができ、人の不親切な行為に怒りを抑えることもできるでしょう。

あなたは、教育に携わる人であるかもしれません。
争いの病根は、「人間への差別意識・差異へのこだわり」であり、自らを異なるものと感じる不安、その不安に対する自己防衛の発露として生じることを見抜いているでしょう。

その閉ざされた心根こそが、対立や攻撃の温床であり、問答無用の拷問に、あなた自身、幾度も巻き込まれてきたかもしれません。
「争いは、いつの時代にもあり、これからもあるだろう」、そのような心理が蔓延することで、平和な社会を創り出そうとする取り組みが足止めされている、と知っているでしょう。

ポイント

  • あなたの武器は、その人格と、試練の中で培われてきた叡智です。

哲学者エマソンの言葉に
「気取りもなく、偏見もなく、買収にも脅迫にも動ぜぬことのできる人は-例外なく恐るべき人物に違いない」と、あります。

多くの場合、儀礼や威厳を装って臨むことが、事の成功を可能にするという、思い込みに支えられています。
また、勝利や優越感を持ち帰りたい気持ちに駆られれば、相手を「やりこめる」ことによって、それを達成しようとするでしょう。

きずな

こうした固定観念や制約、傲慢さを打ち破るもの、それは自然な振る舞いやユーモアであり、無垢な心による交流こそが、人の緊張を解かし、真の対話を可能にすると、あなたはわかっています。
例えそれを見ている人から揶揄され「幼稚だ」と笑われたとしても、あなたは意に介さないでしょう。

あなたにとって、相手の心を開き、そこにある「善性」と対話する事以上に、意味をなすことなどないからです。

3.尊厳ある「生」を守り、苦楽を分かち合って進む

あなたは、困窮から立ち上がろうとする人を支える、地域サポーターかもしれません。
格差が生じる社会であるほど、人々は互いに構わなくなり、人間関係も希薄になっていくでしょう。

自力で世渡りせねばならないことによる、信頼関係の脆弱も免れません。
「本人の努力が足りないから」「それは運命だから」といった、冷たい反応や視線は、傍観視を正当化させ、人の尊厳を傷つけ、孤立感を深めさせます。

きずな

あなたは「どれだけ努力しても、無駄で意味がない」という、諦めの心に取り憑かれた人とも向き合うでしょう。
生命の尊厳といっても、それはひとりでに輝くものではありません。
ポイント

  • かけがえのない、他者の生命をどこまでも守り、支えたい、と願う心は、自身の生命も荘厳にします。
  • 一人の人に寄り添い、「我が苦しみ」として祈り、励まし、ともに闘うなら、この世界をも揺り動かすでしょう。

あなたは、その人が胸の中の宝珠をみつけ、今ある状況を変えたい、と立ち上がるまで、諦めないでしょう。
共に生きよう!と願い、交わした絆は、たとえ別の試練が訪れたとしても、不条理の闇を打ち払う陽光となり、確信に生きることをかなえます。

生命の尊厳といっても、現実の苦悩を離れて、輝きを放つことはできません。
災害や経済危機など、「突然襲い来る」ものは、一瞬にして大切なものを奪い、背負いきれない苦しみをもたらすでしょう。

きずな

それでも、誰しもが根源的に平等で、無限の可能性を発揮していく道は、開かれています。
あなたは、荒れ狂う大海をも乗り越える、永遠性の哲理を知る人です。

その先導があれば、マイナスでしかないように思われる「老い・病・死」さえ、人生を荘厳にする糧に昇華しゆくと、人は学ぶことができます。

4.時代の風潮による試練

一人でいることに気楽さを感じると、人と人が直接関わり合う場面を避けようとする傾向も強まります。

人との関係性が希薄になることで失われる機会

  • 異なる個性を生かしあい、讃えあう機会
  • 他者の痛みを理解し、自分の怒りをコントロールする術を身につける機会
  • 人間的な度量を鍛える機会

僅かな気持ちのすれ違いや誤解を修復できなくさせ、人を暴力、孤立、絶望へと追いやっていきます。
それでも、皆、奥底では宇宙と繋がりあう魂なのです。

ポイント

  • あなたは時に、他者の尊厳性に呼びかけ、時に自らが善き友となって、大切な同志が悪しき道に堕ちゆくことを防ぐでしょう。

あなたの職業は、多様性の素晴らしさを語る、芸術家であるかもしれません。
刻々と変わる山の陰影、季節による変化を捉え、美の極致を心の眼で捉え、名画を仕上げていくでしょう。

同じように、一人の人間には、様々に自己を規定する要素が、複数的に折り重なっているものです。
その人ならではの豊かな人生、突き動かしていた信念を、あなたは心から讃え、敬うでしょう。

きずな

自身の使命・天命に徹するほどに、あなたの生命は磨かれ、輝きを増していきます。

5.その道が険しいほど、あなたの生命力は増す

あなたは有名企業の社長になることも、スターになることもできるかもしれませんが、それを最終地点とは、しないでしょう。

あなたの目的とは

  • ただ、愛に溢れ、共感でき、思いやりのある人間で在り続けること

この目的を果たす人生に成功を感じます。

人生を終え、魂の故郷に持ち帰ることができるのは、どんな試練の中でも失うことのなかった「善き心」であることを、知っているからです。
そのうえで、人を助ける仕事が歌手であり、作家であるなら、それが天命であると、わかっています。

あなたが山の案内人であるなら、少々重い荷物も、日頃から鍛錬された体で軽々と背負い、悠々と山道を登ることができるでしょう。
強靭な人は、山道が険しければ険しいほど、それを克服していく喜びを味わいます。

ポイント

  • あなたにとって、苦難渦巻く現実世界そのものが、充実感に満ちた価値創造の場です。

きずな

その精神は困難が起こるごとに、それをバネとして強い生命力をわき出させ、逆境をも悠々と乗り越えていくでしょう。

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