きずな
あなたにとって、信頼できる人とはどんな人ですか?
時間を守り、几帳面で清潔感があり、思いやりのある人に感じられる人でしょうか?
それでは、反対にあなたを裏切る人というのはどんな人ですか?
あなたはこれまでの経験からどんな人が裏切りやすいか、
直感的な判断はできているのかもしれませんね。
ですが、「裏切る人」と言っても見た目や簡単な付き合いだけではわからないこともあります。
今回は、そんなあなたの身近にもいるかもしれないと思えるような、信頼の置ける人、裏切る人の特徴をお話ししていきます。
きずな
それを見極める為の参考にしていただければ幸いです。
バックボーンを持たない人に、裏切る人は多い。
人を裏切る人には心から尊敬する人や大切にしている信条がない、所謂バックボーンを持たない人が多いといえます。
自分を制御するものがないので、自分の心だけが頼りどこまでも自分の行為を正当化します。
不正を働きTVで謝罪会見をする人の中には、大手企業の社長や政治家など名前の知れた人もいることも。
きずな
肩書があるかどうか、ということでは判断できないのがよくわかりますね。
権威ある立場についている者が、必ずしも責任感を持ち、誠実に生きているとは言えないのであれば、その人が、一体何を信条に生きているのか、といったことを重視するほうが、間違いないと言えます。
信頼できる人の多くは、尊敬する人や、自分の過ちを戒めるための哲学を持っています。
このことについて、歴史で習うある話が有名です。
あらましとしては、このようなことです。
その際、うっかり米俵の上に腰をかけてしまったのでした。
お婆さんは「これは水戸様に出す米だ!」と、その無礼を烈火のごとく怒り、光圀は頭を下げて謝った、という話です。
そのおばあさんにとって、お米を黄門様に捧げること、そのお米は大切に扱ってしかるべきである、ということが哲学なのです。
そうした哲学の上には、
・向かう人が誰であろうと譲れない
・それを許す自分も許さない
・自分に申し開きのできないことはしたくない
という立派な信念をもった行動がともないます。
上の意見に乗じやすい人は簡単に人を裏切る。
どこに行っても、リーダー格の人を見つけて輪の中に入ったり、一緒に行動してくれる人を見つけ、その人から離れない人がいます。
どのような人に取り入ればよいか見分けることに鼻が効き、自分を護るべき塞を得ることに抜け目のない人です。
漫画の意地悪な主人公の後ろにくっついている副リーダーのような人を思い浮かべると、わかりやすいかもしれません。
強い者の下にいるだけなのにパワーを得たような気になる人は、そうではない時と別人にみえることもあります。
きずな
上の人の意見に反発してでも誰かを救済したいと考えたり、
自分にメリットがない約束など価値がないと思っています。
「自分以外のことを考える余裕がない」人であり「立場」こそが、人を守ると考えているとも言えるでしょう。
いかにもその姿はわかりやすいと思えますが、ターゲットに取り入るまでには人当たりがよくみえるので注意が必要なのです。
あなたはこのような人の犠牲になったことはありませんか。
信頼できる人は、立場ではなく自分が何をする人なのか、を大事にします。
そして、物事を自分の力で考え抜くことで学ぼうとする人です。
要領の良さが目立つ人は、人に対しても同じように振る舞う
・これは仕事だからやろう
・これをすると出世に繋がるからやっておこう
何でもメリットを考えたうえで行う人や人の目がある時だけ真面目に働いている人は、信頼できる人とはいえません。
程度の問題で特別悪い人には見えないかもしれませんが、要領主義に生きている人は人に対しても同様の考え方をもっています。
・その人がいる時だけいいことをいう
・いなくなると際限なく悪いことが言える
・他人の事情を詮索する
人などは、このような人の中に多いと言えます。
きずな
浮ついた心がなく感情を自分で制御できる人、小さなことくらい嘘をついてもよいなどと考えもしないであろうと思えるような人です。
人に対して差別的意識が働く人は信頼できない
何らかの分野において、自分より、劣っている人かどうか、品定めしてつきあう人がいます。
そのほうが心地良く、自尊心が満たされ、自分を守りやすいからです。
きずな
このような人は、誰もが等しい存在であることを理解しておらず、状況によって人を、自分を守る盾にしてしまう人です。
- 素朴で、信頼関係に守られ、その存在を心から喜び、そばに居ないときでさえ忘れない
- 信頼にたる人は、自分よりも優れた人とつきあいたいと高潔な願いも持っている
- 人のことを、自分のことのように考えることができる
- 友人を傷つけたら許さない、不幸な出来事が起きたなら、自分が代わってあげられたら、どんなによいだろうと考えることが出来る
自分を自分以上の人に見せようとする人は、行き詰まり、無責任行為となって裏切を招く
自信のなさを押し隠そうとして、何かと自慢したがり、事実を誇張して話す癖がある人は、力不足を認めたくない心が働き、自分の主張が偏っていることに気づいていても、独断で正当化してしまうことさえあるでしょう。
- 人にわかってもらおうとする意気込みから、無責任な発言も目立つようになる
- 突っ込まれると、適当な言い逃れをしてはぐらかし、いい加減な返事をする人、約束を守らない常習犯と思われても自分の非を認めることがなく、人に責任転嫁することがある
- 独自の理論に丸め込むのがお手の物だから、一度ならず二度も三度も被害に遭う人がいながら、同じ場所に居続けられる
- 普段は目立たなくても、注目を浴びるのが好き、花形スターになりたいという思いから、つい、余計なことを喋ってしまいがち
普段はもっともらしいことを言うため、あなたも信じてしまうかもしれません。
図にのって慎重さを怠り、公の場では言うべきではないことを簡単に暴露してしまうので、周囲がハラハラさせられることもあるでしょう。
信頼出来る人は、人の利益になることを、親身になって考えることができます。
また、自分の今に最善を尽くし、自分を善良にしてくれる環境を自ら整えていくことができます。
周囲の人の目から見て、いかにも裏切り行為を働きそうな人だけが人を裏切るとは限りません。
普段はとてもいい人であっても、
自分のことで頭がいっぱいであったりすると人のことまで考えられず、
そのつもりなく、あなたを傷つけてしまうことがあるかもしれません。
きずな
そんな時は「何か違和感がある」「あれ、ちょっと違うかもしれない」と思った自分の直感を大切にするようにしましょう。
また、長年付き合ってきたようなあなたの信頼できる人の目で確認してもらうことも大切です。
環境は人を育てます。
信頼の置ける人と繋がることであなたはより良い人生の扉を開くことができます。
あなたの傍で一緒に歩む人、また繋がっていく人。
その一つ一つの繋がりを大切に見極めることが「あなた」を形作っていくのです。